大田区 上池台 歯科 歯医者 森嶋歯科医院

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東京都大田区森嶋歯科のブログ

院長ブログの記事一覧

2016年11月 6日
洗足池駅前での防犯活動を観て思うことは・・・


洗足池駅前での防犯活動を観て思うことは、「予防歯科が歯を守る‼」です。

犯罪を未然に予防する事と、虫歯や歯周病の発症を未然に防ぐことは似ています。物事には

必ず、原因と結果がありますように、原因を除去すれば、結果は未然に防げるからです。

それでは、歯科における原因とは何なのかというと、それは虫歯菌や歯周病菌などの細菌であり、歯軋りや食いしばりや食事の時に起きる力なのです。つまり、その原因を改善して、新たな結果を生じるのを未然に防ぐのが予防歯科なのです。

歯を自由に再生したり、元の状態に戻せたり出来れば、予防などしなくても大丈夫なのですが、それが出来ない現状においては予防こそが最善の治療なのです。

どんなに高価で高精度な治療よりも、生まれもっての健全な歯のほうが一生自分の歯で健康に過ごす可能性が高いのです。歯を消費してから回復するのには、時間と費用と苦痛を伴います。歯を消費する前に 予防していけば、時間も費用も苦痛も伴わないで済みます。

つまり、病気を治すより病気を予防することが大切です。

2016年10月 3日
歯を失う原因は・・・・

歯を失う原因は、虫歯46%、歯周病46%で半々です。つまりこの2つの細菌感染症だけ気をつけていれば歯を失わずにすみます。細菌のコントロールが大切なのです。

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人は、胎児の時には無菌状態ですが、産道を通過してから、死ぬまで細菌による攻撃に常にさらされてしまいます。

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人間の細胞は約60兆個なのですが、腸内細菌だけで100兆匹、口の中や他の部分を足すとどれだけ細菌が感染しているのかわかりません。

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殺人事件などで、死体をそのままにしておくと、異臭をはなつようになるのは、それまで、免疫システムにより常に細菌からの攻撃を防いでいた体が、死ぬことにより一斉に細菌の攻撃を受けタンパク質が分解されてしまうからです。
ドライアイス等で冷やしておくと、細菌の活動を抑えられます。

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口の中も例外ではなく、虫歯菌は歯が生えてきたときから感染し始めます。
細菌は無の状態からいきなり出現するわけではないので、誰かの口の中の細菌が感染することになります。そのほとんどがお母さんの口移しによる食事による感染だと言われています。
1歳~2歳半までの間に、お母さんがキシリトールガムを噛んでいることにより、子供の虫歯の感染率が10分の1になるという研究もあります。

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細菌も放っておいたら、ただ口の中をプカプカ浮いてくれていれば良いのですが、放っておくとなぜか人間の体内に侵入しようとします。虫歯菌は歯を溶かして、神経の穴に入り、根の先の骨のなかへ、歯周病菌は歯と歯茎の隙間から、歯茎の内部に侵入し体の中へ入ろうとします。油断も隙もありません。

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ただ、細菌はハチのように強い毒素を持っているわけではないですし、大きさも1mmの1000分の1程度です。一部の細菌を除き、口の中の細菌は弱いのです。
歯に穴を開けるという行為も、人が素手で富士山にトンネルを掘るようなとんでもない話なのです。
ですから、大量に、長時間、同じ場所に細菌を停滞させなければ、歯を溶かすという行為も完結できないのです。

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細菌の時間と人間の時間は違います。細菌は早いもので10分に1回分裂しますから、30分でひ孫まで生まれます。
人間がひ孫まで生まれるには早くても60年かかります。
ですから、人間が1日細菌をほったらかしにしておくと細菌の世界では、3000年経っていることになります。毎日毎日歯を磨いて細菌の数をコントロールしていかなければならないのはこのためです。

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毎日歯医者さんでプロフェッショナルクリーニングを受ければ、虫歯や歯周病にならない可能性は高いのですが、それは現実的ではありません。
1ヶ月に1回歯医者さんにプロフェッショナルクリーニングを受けたとしても、365日中12回、残りの350日はほったらかしになってしまいます。

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つまり、日ごろの自分でのセルフコントロールの質を高めていかなければ、歯医者さんにどんなに来ようとも、虫歯や歯周病になってしまう確率は高いのです。

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歯周病は、日本人の成人の8割が罹患している病気です。
痛みを伴わずに歯の周りの骨が失われてしまいます。歯周病の原因は長年議論の的でしたが、近年では、口のなかの500種類の細菌のうち、歯周病菌は10種類、その中で最も凶悪な歯周病菌が4種類いることがわかってきています。
今までは、その歯周病菌を正確に検査する方法はなかったのですが、近年リアルタイムPCR法という、高精度の検査法が身近で出来るようになりました。いままでのように、ただ闇雲に全ての人が同じ治療法を行う時代から、細菌を検査し、それに応じたオーダーメイドの治療をする時代になったのです。

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歯科疾患のほとんどが細菌が原因なわけです。
健康に生きていくためには、細菌のコントロールは必要不可欠なのです。

2016年9月 4日
SAS治療法のスリープスプリントとは

  • スリープスプリントとは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の歯科的な治療器具です。睡眠時に着用して、下顎を前進させた状態を固定することにより、上気道の閉塞を防ぐ効果があります。軽度の睡眠時無呼吸症候群に適用しますが、(重度の場合はCPAPを適用します。)残存歯が少ない場合や、口を完全に閉じた状態にするタイプの場合は、鼻腔の通りが悪い場合に適用できません。歯や顎関節への違和感・歯列への影響などの副作用があります。(スリープスプリントを十分に調整すれば、副作用はほとんど防止できます。)

2016年8月15日
お口の健康を守るための問題点


1. 虫歯の問題

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2. 歯周病の問題

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3. かみ合わせの問題

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4. 見た目の問題

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つまり、虫歯だけを治しても、お口の健康を長期的に維持していくことはできません。
4つ全てを治して初めてお口の健康を長期的に維持していくことができるのです。


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1. 細菌のコントロール

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2. 力のコントロール

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3. 見た目のコントロール

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この3つをクリアーできれば、お口の健康を長期的に維持していくことができるのです。

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2016年7月10日
SAS治療法のCPAP(シーパップ)とは

CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。Continuous Positive Airway Pressureの頭文字をとってCPAP(シーパップ)と呼ばれ、いまや睡眠時無呼吸症候群(SASのもっとも重要な治療法となっています。

健康な人であれば、息を吸うと横隔膜が収縮して胸腔がひろがり、胸腔の中が陰圧になります。この陰圧によって空気が鼻の穴からのどを通り、気管から肺に流れこみます。しかし睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんはこの陰圧によって、のどのやわらかい組織が内側にひきこまれ、気道が狭くなってしまうのです。狭くなった気道を空気が通ると、まわりの組織が振動します。これがいびきです。完全に狭くなってしまうと、無呼吸となってしまいます。

CPAPを使うとその風圧により、のどの中にスペースが確保され、やわらかい組織を強制的に押し開きます。すると患者さんは鼻でスムースに呼吸をすることが出来るようになるのです。

CPAP(持続式陽圧呼吸療法)を使うと、ほとんどの患者さんが使ったその日からいびきをかかなくなり、朝もすっきり、昼間の眠気も軽くなり、消えることもあります。重症の睡眠時無呼吸の患者さんでは、CPAPを使わなかった患者さんより長生きをすることも分かっています

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