2026年7月 6日
高齢者の健康維持に体を鍛える??
こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。
前期高齢者に属する私ですが、高齢者の肉体的健康維持のために体を鍛える方法に慎重な取り組みが必要だと考えています。私は膝・腰関節に負担をできるだけかけづにインナーマッスルを鍛えるやり方を日常的に行なっています。高齢者とお見受けする方が、走っている姿を散見します。健康維持の為の運動が、逆に過度のために健康を損なう恐れがあります。若い頃に激しく過度な運動をしましたが、高齢者は適度な運動が大切です。目安は筋肉量の維持です。筋肉量が減少しない程度の適度な運動を、無理なく日常することです。
心の健康はどうでしょうか?次回に私の専門分野である行動科学的に考えてみたいと思います。
2026年6月26日
高齢者の歯科治療の難易度
こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。
高齢者の歯科治療の難易度は非常に高いものです。口腔内疾患の重篤化及び全身・口腔機能の低下などにより、成人とは比べ物にならない程診療に支障を来します。歯科独特の診療システム(歯牙削合・印象採得・根管治療・抜歯など)により、治療台での診療姿勢などを保持せねがならず、軽中程度の身体・精神障害者を扱うレベルの治療技術と細心の注意を必要とするからです。施術者の身体的・精神的・経済的負担も成人に比較して大です。
健康長寿のために歯をできるだけ残す必要はあります。8020は可能でありますが、9920は果たして可能でしょうか。高齢者の口腔内機能維持は大変なことですが、今からじっくり取り組んでいきたい課題であります。なぜなら私も前期高齢者に属しているからです。歯科治療も前期高齢者のうちに超高齢者(85歳〜)に備えた治療を行い、後期高齢者(75歳〜)は維持・管理にエネルギーを集中することだと考えています。漠然と年齢を考えるのではなくはっきり意識して、計画的に前期のうちに超高齢者の維持管理する口腔最終形態を完成させていきたいものです。
2026年6月16日
歯科恐怖症の患者様への取り組み
こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。
今回は、森嶋歯科医院における実際の取り組みに関してお伝えいたします。
基本姿勢は、来院して下さった患者様が過去の不適切な歯科治療の被害者であり、このことを私自体が深く認識して救済するに使命感を常に持つことです。
具体的には、電話の応答における「介護する会話対応」です。私ではなく女性スタッフが担当します。優しく接するリスニングが主です。
次に私が対応しますが、真剣になりすぎて患者様を精神的に圧迫しないように十分配慮します。この20年で随分物柔らかな雰囲気を身につける事ができるようになりました。経験を積んだ心の成長です。ユーチューブで明るく優しい物腰を学んでいます。接し方に細心の注意が必要で、患者様にここは「安心・安全」な場所だと認識させる事が重要です。そして「最短で確実」なその患者様に適した治療です。決して自己の医療を押し付けてはなりません。そのための見極めには余程経験して熟練する必要があります。
自分の能力には限界があります。自己の診療技術に傲慢にならずに、素直に専門医へ紹介して援助を仰ぐ謙虚な気持ちを持ち続けたいものです。
2026年6月12日
歯科恐怖症=歯科治療によるトラウマ
こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。
今回は、私が人間行動学の中でも最も専門とする「歯科恐怖症」の解説を致します。
歯科恐怖症とは、過去の歯科治療により生じたトラウマ=心の傷により引き起こされる治療前後の諸症状です。診療前・中・後のフラッシュバック、過覚醒、回避行動がそれに該当します。具体的症例としては、治療中の嘔吐反射・動悸・パニック、治療前の「治療に行かなねればならないことは理解していても治療に行けない。」行為、診療後に通院が長続きしない、無断キャンセルが多い等がよく見られます。
ここで歯科医として肝に銘じなければならないことは、「歯科恐怖症の患者様は、過去の不適切な歯科診療の被害者」である事実です。ここで私達歯科医師が行わなければならない行為は、そのような患者様の積極的救済です。
次回は、森嶋歯科医院での行動科学に基づいた実際の取り組みをお伝えします。
2026年6月 5日
技工士の重要性
こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。
私は口腔外科の大学院を卒業して博士号を習得した元口腔外科の専門医です。その私が一般歯科医として開業する場合に、恩師工藤忠男先生に助言していただいた事があります。大学で補綴を専門にしていた先生は、優れた技工士と提携して学ぶようにお話くださいました。先生は技工士に敬意を払い同等のパートナーとして接しておられました。その通りだと思い34年前に出会った某技工士から仕事を通していろいろ学んでいます。当院の技工物の精密さは、彼の技術の賜物です。歯科医師の優劣は、本人とパートナーの総合能力と思います。
私は大学時代にラグビーをしていました。それまでは個人競技をしていて団体競技の経験はありませんでした。ラグビー素人の私は、先輩はもちろん経験者の後輩にもいろいろ教えてもらいました。あまりいろいろ後輩に聞くので「そんなことは森嶋さんが考えて下さいよ‼︎」と怒られた事を懐かしく思い出します。でも、自分より優れた人にコツを教えて頂き取り入れる方が近道です。
年齢・立場・人間関係に関係なく、優れた人に教えを乞い己に取り入れていく生き方は大学生時代に培ったもののようです。それが今も生きています。今はAIに聞く事もありますが、SMSでは本当かなと疑わしい情報が散見されます。やはり医療は「安心・安全・確実」です。長年の実績に裏付けされた信頼が本物です。