2016年6月 7日
【院長ブログ】咬み合わせに関しましては
咬み合わせに関しましては、30年前に川村先生に学んだことが基本になっています。
川村先生の講義から咬み合わせには、歯を守る噛みあわせと顎関節や筋肉を守るかみ合わせがあります。 |
|
|
|
1. 奥歯を横に揺らさない→横にずらした時に奥歯と奥歯が離れる。 |
|
2. カチッと噛んだときに上下の前歯が当たりすぎない→しっかりとした奥歯 |
|
|
|
3. 口を閉じたときに左右同時に接触する。 |
|
4. 歯と歯が当たった後に横ズレしない。 |
|
5. 下顎のスムーズな動きを妨げない。 |
|
6. 顎や筋肉にストレスを与えない。 |
|
|
|
歯を治したら「整体に行かなくても良くなった!」「膝が痛いのが治った!」「頭痛が治った!」と言われることが良くありますが、当院では上記の1~6を治すことに専念しております。 |
|
歯の噛み合わせというのは、無意識のうちに脳がコントロールしていくものです。 ですから、日常生活の中で歯医者さんに行った時だけ行う、意識的にカチカチ噛んだり、意識的にギシギシ横に動かしたりする行為は、非日常的な行為であり、それが噛み合わせというものではないのです。 | | 歯科医師は、なんらかの原因により崩壊の方向に向かいつつある噛み合わせを、そうならないように最小限の介入で行う必要があります。 崩壊しそうなものを放置したり、安定しているものに介入するのはいけないことです。 |
| |  |
|
|
口の中は家の構造と似ています。奥歯の柱と前歯の屋根は一蓮托生です。 セルフコントロールやプロフェッショナルコントロールを駆使して、細菌のコントロールを行っても、お口の中の耐震強度が上手くコントロールされていないと、お口の中の家は崩壊してしまいます。そういう意味で、かみ合わせのコントロールは非常に重要なことなのです。 |
|