【院長ブログ】歯をできるだけ残す治療の価値
おはようございます、Dr.森嶋です。
今回は、入れ歯をやめてインプラントを利用して固定式のブリッジを希望される患者様とお話しした時に感じたことです。
私は、できるだけ歯を残す治療に高い価値を置いて診療しています。歯をできるだけ残す治療の価値は、年を取ること(老化現象)に心理的ブレーキを掛けることです。老人の方で自分の歯がある方は、入れ歯の方に比較して若々しいです。
あるテレビコマーシャルで中年男性が、「おじさん」であることを強調していました。彼は前歯が3本無くて少し禿げていました。「おじさん=老化」であるイメージを心理的に強調するには、前歯が無いことです。
行動科学的に考えますと鏡を見て自分の前歯が無い姿を見続ける行為は、「自分も老いたな」と自己暗示していることになります。「自分も老いたな」と思った人の行動は、まだ若いと思っている人に比べて、全て老人的になってきます。つまり前歯が欠けてくると、精神的に老化現象を加速します。
森嶋歯科医院で、入れ歯をやめてブリッジにした方と前歯を綺麗な色に変えた方が若やぐ姿に感動させられます。その時は、そこしでも患者様のお役に立てたと実感でき嬉しいです。