【院長ブログ】歯牙移植・再植
25年前、日本製不良インプラントの除去手術をよく行っていました。そのため日本製インプラントの臨床データ-に疑問を感じて動物実験をしました。実験データ-は、良くありませんでした。
高価なブローネンマルク・インプラントタイプが国産化されるまで、とにかく歯を残す技術ばかり考えました。そのなかに完成歯の歯牙移植・再植の研究もありました。動物実験後に免疫による異物除去反応が出た研究データ-から、完成歯の歯牙移植・再植は臨床に応用できるものではないと思いました。
15年前までは、高価なブローネンマルク・インプラントタイプでしたので、年間約20本ほどの植立でした。その後は、国産インプラントでブローネンマルクの3分の1の値段で治療が可能になり、患者様にご紹介しやすくなりました。現在の植立数は年間約120本ほどになりました。
残念ながら抜歯にいたった場合でも、可能であればインプラントにて残った歯に負担をかけずに治療できるので安心です。