【院長ブログ】歯科恐怖症
歯科恐怖症で歯医者に行けず口の状態が悪い患者様が多数来院されます。
多くの方は、自身の口の状態が悪いことを申し訳なくお感じのようですが、恥ずべきはそのように心を傷つけた歯医者のほうです。
歯科恐怖症の患者様は、痛い歯科治療の被害者です。
ですから私は、歯科恐怖症の患者様のお気持ちを察してお役に立とうと思うだけで、御口の状態に関して何ら批評しません。
なぜ、歯科恐怖症になるのでしょうか。
口腔は、摂食・呼吸・発声など生命維持活動に直結している重要器官です。
それを幼児期の痛い歯の治療により傷つけられますと、生命を危機にさらされたと同様の心の傷(トラウマ)になります。
そのトラウマが原始的防衛反射(=歯科恐怖症)を引き起こします。
重度の場合、理性でのコントロールは不可能です。
心の傷は治りません。
ですから私は、患者様の心を傷つけない歯科治療をしています。