【院長ブログ】再治療も5回が限度だといわれています。
私がなるべく削らない治療を目指すのは、削ってしまった歯が、もとの完全な歯に比べると弱くなってしまうからです。再治療も5回が限度だといわれています。
歯医者さんのやっていることの多くは、感染して腐ってしまった歯を取り除き、 残った健全な歯を利用して、再建していくことです。ですから、健康な部分がほとんどなかったり、感染を取り除けないような状態になってしまうと歯医者さんもお手上げです。 もし治療ができたとしても、すぐに駄目になってしまう可能性大です。抜歯の後も、その歯の隣の歯を削ってブリッジ→ブリッジの力の負担がかかる方の歯が駄目になり抜歯→残っている歯に金具をひっかけて部分入れ歯→部分入れ歯がかかっている歯がグラグラしてきて抜歯→入れ歯を支えている歯からどんどん抜けていき最後は総入れ歯ということになってしまいます。インプラントはそれを防ぐ治療法ですが、高価な事と骨の具合では治療が出来ないこともあります。
削って詰める治療の繰り返しでは、やはりいつかは噛めなくなります。なるべく治療をしていない健全な歯を、予防していき、再治療の悪い流れを断ち切って行くことが大切なのです。