【院長ブログ】義歯使用者=身体障害者?
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回は、入れ歯になることが私たちにとってどのような状態になるか考えてみます。
「入れ歯」のことを「義歯」と呼びますが、体の各器官を代用するものとしては、他に「義足」「義手」「義眼」などがあります。「義足」「義手」「義眼」を使用している方を、身体障害者と呼びますので、「義歯」を使用している方も身体障害者ということになります。義歯・義手・義眼を使用する方には、身体障害者との意識がありますが、義歯の場合はありません。理由は、老齢期になると多くの方が義歯を入れるために社会的違和感が少なく、身体障害者との意識がないからだと思います。
しかし、義歯は歯に比べて噛めないため、義足と同じように使用するのに苦労します。義歯を使用するということは、器具により口腔の障害を代用することになりますから、その意味では義歯使用者は身体障害者なのです。
適切な治療を受ければ、一生涯自分の歯で食事を摂れます。ぜひ口腔の身体障害者にならないためにインプラントなどの先進医療を活用すべきです。