【院長ブログ】口腔癌(発生部位および頻度)
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回より口腔癌(がん)に関して書かせていただきます。
口腔癌は、1980~87年の8年間に、日本の口腔外科、耳鼻科、および癌専門病院二八施設で口腔癌と診断された患者3.187名を調べたところ、口腔癌(がん)の部位別頻度は、舌癌(舌がん)が1番多く(56%)、次に歯肉(16%)、口底(14%)、頬粘膜(10%)の順になっております。その発生頻度は、全癌のおよそ3%を占め、性別頻度では女性よりも男性が約2倍です。年齢別には50代(27%)が1番多く、次いで60代(25%)、70代(18%)、40代(16%)の順です。
私見ですが、性別頻度で女性よりも男性が約2倍であることは、性差ではなく喫煙率・飲酒率と相関関係にあると考えています。私の患者様も全員男性でした。
以上です。