【院長ブログ】顎関節症
25年前、大学病院で口の開かなくなった患者様の治療に初めて開口器を使用しました。そのあまりの悲惨な治療経験が、私を顎関節症の治療研究に向かわせました。
その当時は、顎関節症は原因不明で治療法も確立していませんでした。
いろいろ調べまして構造医学(吉田勧持先生)の研修会に行きました時、全身の骨格・筋肉系との繋がりについて知りました。
今では、発症因子として局所因子(不正咬合など)、全身因子(腰痛など)、精神的因子(ストレスなど)、社会的因子などを把握して総合的(全人的)に歯科医としてできる範囲で治療しています。10名のうち9名は快方に向かっています。
残念ですが、私の技術にも限界がありますので、あまりにも痛んで回復力のない方の場合、快方に向かうのに困難があります。軽症のうちに御出会い出来なかったことが残念です。