【院長ブログ】優れた師匠に恵まれました。
私は優れた師匠に恵まれました。
口腔外科が専門でインプラントの研究をしていた私に、一般歯科を教えてくださったのは工藤忠男先生でした。総義歯は桜井唯次先生、噛み合せは川村泰雄先生に学びました。優れた師匠に学べたことで今の私がありますから、これらの先生には感謝が尽きません。
全ての技術をマスターできませんし学べませんので、優れた先生に出会い教えていただけたことは幸運でした。森嶋歯科医院ではその技術レベルを下げたくありませんので、レベルの低い勤務医は雇いません。レベルの低い勤務医に治療させることは、自分の歯科医院のレベルを低くすることになります。私自体が各師匠に学んだときは、口腔外科専門医として治療する以外、聴講生として見学させていただきました。
本を書くことを後輩に勧められましたが、師匠の技術の上に今の私がいますので、歯科医師として何ら誇ることがない私は、無償で教えてくださった諸先生のこと思いますと歯科医師関係の本を書く気持ちになれません。後輩には、各先生の本を薦めています。一生涯、向上一路。もし私が本を書くなら、人生の集大成、もう学ぶ気持ちがなくなって、歯科医師を引退するときだと思います。歯科医療世界の改善のために学会にて演題発表(症例報告)は10年間行ってきましたが、一般社会に営利目的で本を書くような恥ずべきことはできません。