大田区 上池台 歯科 歯医者 森嶋歯科医院

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2026年6月16日
【院長ブログ】歯科恐怖症の患者様への取り組み

こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。

今回は、森嶋歯科医院における実際の取り組みに関してお伝えいたします。

基本姿勢は、来院して下さった患者様が過去の不適切な歯科治療の被害者であり、このことを私自体が深く認識して救済するに使命感を常に持つことです。

具体的には、電話の応答における「介護する会話対応」です。私ではなく女性スタッフが担当します。優しく接するリスニングが主です。

次に私が対応しますが、真剣になりすぎて患者様を精神的に圧迫しないように十分配慮します。この20年で随分物柔らかな雰囲気を身につける事ができるようになりました。経験を積んだ心の成長です。ユーチューブで明るく優しい物腰を学んでいます。接し方に細心の注意が必要で、患者様にここは「安心・安全」な場所だと認識させる事が重要です。そして「最短で確実」なその患者様に適した治療です。決して自己の医療を押し付けてはなりません。そのための見極めには余程経験して熟練する必要があります。

自分の能力には限界があります。自己の診療技術に傲慢にならずに、素直に専門医へ紹介して援助を仰ぐ謙虚な気持ちを持ち続けたいものです。

2026年6月12日
【院長ブログ】歯科恐怖症=歯科治療によるトラウマ

こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。

今回は、私が人間行動学の中でも最も専門とする「歯科恐怖症」の解説を致します。

歯科恐怖症とは、過去の歯科治療により生じたトラウマ=心の傷により引き起こされる治療前後の諸症状です。診療前・中・後のフラッシュバック、過覚醒、回避行動がそれに該当します。具体的症例としては、治療中の嘔吐反射・動悸・パニック、治療前の「治療に行かなねればならないことは理解していても治療に行けない。」行為、診療後に通院が長続きしない、無断キャンセルが多い等がよく見られます。

ここで歯科医として肝に銘じなければならないことは、「歯科恐怖症の患者様は、過去の不適切な歯科診療の被害者」である事実です。ここで私達歯科医師が行わなければならない行為は、そのような患者様の積極的救済です。

次回は、森嶋歯科医院での行動科学に基づいた実際の取り組みをお伝えします。

2026年6月 5日
【院長ブログ】技工士の重要性

こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。

 私は口腔外科の大学院を卒業して博士号を習得した元口腔外科の専門医です。その私が一般歯科医として開業する場合に、恩師工藤忠男先生に助言していただいた事があります。大学で補綴を専門にしていた先生は、優れた技工士と提携して学ぶようにお話くださいました。先生は技工士に敬意を払い同等のパートナーとして接しておられました。その通りだと思い34年前に出会った某技工士から仕事を通していろいろ学んでいます。当院の技工物の精密さは、彼の技術の賜物です。歯科医師の優劣は、本人とパートナーの総合能力と思います。

 私は大学時代にラグビーをしていました。それまでは個人競技をしていて団体競技の経験はありませんでした。ラグビー素人の私は、先輩はもちろん経験者の後輩にもいろいろ教えてもらいました。あまりいろいろ後輩に聞くので「そんなことは森嶋さんが考えて下さいよ‼︎」と怒られた事を懐かしく思い出します。でも、自分より優れた人にコツを教えて頂き取り入れる方が近道です。

 年齢・立場・人間関係に関係なく、優れた人に教えを乞い己に取り入れていく生き方は大学生時代に培ったもののようです。それが今も生きています。今はAIに聞く事もありますが、SMSでは本当かなと疑わしい情報が散見されます。やはり医療は「安心・安全・確実」です。長年の実績に裏付けされた信頼が本物です。

【院長ブログ】歯科医療の10年後

こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。

今後の歯科医療の10年後は、予防の充実と高齢化に対応するシステムの構築だと考えています。

40年前の卒業時の予防歯科は、まだ現代のように定着していませんでした。草分け期で予防の重要性を患者様に熱心に説きましたが、対処療法がまだ優勢でなかなか受け入れていただけませんでした。今は当たり前のようにメンテナンスで予約を取り来院されます。歯周病と内臓疾患の関連性も徐々に解明されつつあります。今後の10年でますます予防歯科の重要性は増していくでしょう。

歯科医療の重要な目標の一つに患者様の咀嚼機能の維持があります。平均寿命が延びていくに伴い、口腔機能の維持が大切になります。高齢化に伴い口腔内も経年劣化していきます。これをどのように遅らせていくかの高齢化に対応する診療システムの取り組みが必要です。現状維持を出来るだけ成し遂げるためには、どのような治療法が良いのかいろいろ考察しています。

高齢化に対応するシステムの構築には10年かかるでしょう。新しいチャレンジが楽しみです。

2026年5月29日
【院長ブログ】反面教師

こんにちは、森嶋歯科医院・森嶋美夫です。

 42年前、卒後2年でまだ歯科医師として未熟な私は、教授命令で高知県の某歯科診療所に3ヶ月間派遣されました。そこの先生が入院されるため留守を預かれとのことでした。今思い返しても無謀で無茶な話ですが、あの当時はとにかく少しでも助けになればとの思いで位出向きました。到着しますと、そこの先生は卒後5年以上の医局員が派遣されると思っていたようですが、私のような何もできない者がくるとは思っていなかったようでした。(後で知りましたが、卒後4年の先輩が急遽断ったそうです。)

 その先生は数日で入院され、後には1日30〜40名の患者様の診療が託されました。出来るわけがありません。なんとかしようとしますが、無理でした。今は当たり前どころか、30年ぐらい前は1日80名ぐらいの診療をした経験があります。熟練していなくとも、持ち前の体力と集中力で10時間以上の診療を平気でこなしていました。診療スタイルは工藤忠男先生を基礎として、西山大介先生を模倣しました。ところが四国の先生のスタイルは、工藤先生とは真逆でした。権威盲従的医業中心主義と相互理解・尊重・信頼の診療中心主義の対立です。四国のスタッフは某院長のスタイルを鵜呑みにしていましたので、私の診療スタイルに疑問を持ち、私自体の技術が未熟であるせいもあり私に不信感を持ちました。

 惨憺たる3ヶ月が過ぎ、私は退院した院長から罵詈雑言を浴びせられ四国を後にしました。失意の私を工藤先生・西山先生は、よく彼の地の状態を把握していて暖かく迎え入れて下さいました。四国での過酷で激烈な診療体験が、反面教師として今の森嶋歯科医院を支えています。治療技術が未熟な時には見えないものも、今となってはよく見え相手の下劣さが分析できます。

 試練が成長を促します。あの時の試練を片時も忘れてはいません。明日を切り開く原動力になります。「あなたがたの掘り出された穴とを思い見よ。」イザヤ書51章1節

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