大田区 上池台 歯科 歯医者 森嶋歯科医院

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2016年10月 3日
【院長ブログ】歯を失う原因は・・・・

歯を失う原因は、虫歯46%、歯周病46%で半々です。つまりこの2つの細菌感染症だけ気をつけていれば歯を失わずにすみます。細菌のコントロールが大切なのです。

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人は、胎児の時には無菌状態ですが、産道を通過してから、死ぬまで細菌による攻撃に常にさらされてしまいます。

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人間の細胞は約60兆個なのですが、腸内細菌だけで100兆匹、口の中や他の部分を足すとどれだけ細菌が感染しているのかわかりません。

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殺人事件などで、死体をそのままにしておくと、異臭をはなつようになるのは、それまで、免疫システムにより常に細菌からの攻撃を防いでいた体が、死ぬことにより一斉に細菌の攻撃を受けタンパク質が分解されてしまうからです。
ドライアイス等で冷やしておくと、細菌の活動を抑えられます。

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口の中も例外ではなく、虫歯菌は歯が生えてきたときから感染し始めます。
細菌は無の状態からいきなり出現するわけではないので、誰かの口の中の細菌が感染することになります。そのほとんどがお母さんの口移しによる食事による感染だと言われています。
1歳~2歳半までの間に、お母さんがキシリトールガムを噛んでいることにより、子供の虫歯の感染率が10分の1になるという研究もあります。

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細菌も放っておいたら、ただ口の中をプカプカ浮いてくれていれば良いのですが、放っておくとなぜか人間の体内に侵入しようとします。虫歯菌は歯を溶かして、神経の穴に入り、根の先の骨のなかへ、歯周病菌は歯と歯茎の隙間から、歯茎の内部に侵入し体の中へ入ろうとします。油断も隙もありません。

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ただ、細菌はハチのように強い毒素を持っているわけではないですし、大きさも1mmの1000分の1程度です。一部の細菌を除き、口の中の細菌は弱いのです。
歯に穴を開けるという行為も、人が素手で富士山にトンネルを掘るようなとんでもない話なのです。
ですから、大量に、長時間、同じ場所に細菌を停滞させなければ、歯を溶かすという行為も完結できないのです。

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細菌の時間と人間の時間は違います。細菌は早いもので10分に1回分裂しますから、30分でひ孫まで生まれます。
人間がひ孫まで生まれるには早くても60年かかります。
ですから、人間が1日細菌をほったらかしにしておくと細菌の世界では、3000年経っていることになります。毎日毎日歯を磨いて細菌の数をコントロールしていかなければならないのはこのためです。

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毎日歯医者さんでプロフェッショナルクリーニングを受ければ、虫歯や歯周病にならない可能性は高いのですが、それは現実的ではありません。
1ヶ月に1回歯医者さんにプロフェッショナルクリーニングを受けたとしても、365日中12回、残りの350日はほったらかしになってしまいます。

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つまり、日ごろの自分でのセルフコントロールの質を高めていかなければ、歯医者さんにどんなに来ようとも、虫歯や歯周病になってしまう確率は高いのです。

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歯周病は、日本人の成人の8割が罹患している病気です。
痛みを伴わずに歯の周りの骨が失われてしまいます。歯周病の原因は長年議論の的でしたが、近年では、口のなかの500種類の細菌のうち、歯周病菌は10種類、その中で最も凶悪な歯周病菌が4種類いることがわかってきています。
今までは、その歯周病菌を正確に検査する方法はなかったのですが、近年リアルタイムPCR法という、高精度の検査法が身近で出来るようになりました。いままでのように、ただ闇雲に全ての人が同じ治療法を行う時代から、細菌を検査し、それに応じたオーダーメイドの治療をする時代になったのです。

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歯科疾患のほとんどが細菌が原因なわけです。
健康に生きていくためには、細菌のコントロールは必要不可欠なのです。

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