● 2007年11月のブログ一覧
【院長ブログ】歯の神経を抜かないことが大切です。
歯を一生涯保つためには、歯の神経を抜かないことが大切です。歯の神経を抜きますと、歯が破折する可能性が将来出てきます。歯が破折しますと残せずに抜歯にいたることがあります。
深い虫歯ですと歯髄が腫れて痛みが出てきますが、森嶋歯科医院では腫れを抑える薬をつけて可能な限り神経を残す処置をしています。神経によっては細菌感染が著しくて化膿してしまい死んでしまう場合もありますが、患者様に歯の神経を残す重要性を説明した上で、とにかく残す方向で治療しています。
歯髄保護の重要性を教えてくださったのは、川村泰雄先生でした。歯が破折しますと残せずに抜歯にいたることは、臨床経験が25年経ちますと当たり前のことですが、15年前に川村先生に歯髄保護の重要性をお聞きするまでは実感できませんでした。卒業して10年間は、多くの技術を習得して臨床で熟練する時期で、残念ながら50年先の結果を予測して今何が最善の治療かを選択する臨床経験がありませんでした。
全ての先生に学ぶことは不可能ですので、優れた師匠に出会えてその師匠の経験を教えとして受けられたことは幸運でした。
【院長ブログ】小児歯科
子供の患者様の治療で大切なことは、歯医者嫌いにさせないことです。心を傷つけないことです。痛い治療をして歯医者が怖いと思ったら、大人になっても歯医者に行くのを敬遠して御口の健康を保てません。
歯科恐怖症の子供の患者様が来院された場合、4歳以上でしたら何とか治療できます。白衣を脱いで待合室の椅子から治療が始まります。ありとあらゆる手段を用いて徐々に馴染ませて、子供の患者様がここは安全な所だと思わせます。子供様がここは安全だと思ったら治療は成功です。
【院長ブログ】歯牙移植・再植
25年前、日本製不良インプラントの除去手術をよく行っていました。そのため日本製インプラントの臨床データ-に疑問を感じて動物実験をしました。実験データ-は、良くありませんでした。
高価なブローネンマルク・インプラントタイプが国産化されるまで、とにかく歯を残す技術ばかり考えました。そのなかに完成歯の歯牙移植・再植の研究もありました。動物実験後に免疫による異物除去反応が出た研究データ-から、完成歯の歯牙移植・再植は臨床に応用できるものではないと思いました。
15年前までは、高価なブローネンマルク・インプラントタイプでしたので、年間約20本ほどの植立でした。その後は、国産インプラントでブローネンマルクの3分の1の値段で治療が可能になり、患者様にご紹介しやすくなりました。現在の植立数は年間約120本ほどになりました。
残念ながら抜歯にいたった場合でも、可能であればインプラントにて残った歯に負担をかけずに治療できるので安心です。
【院長ブログ】歯軋り
歯軋りの原因は、睡眠時のくいしばりの際に噛みあわせのバランスが悪いと擦れる音が出るためです。歯軋りをしますと、歯の破折・咬耗・歯肉炎・知覚過敏・歯髄炎などの症状が起こります。
森嶋歯科医院では、歯軋り防止にマウスピースを使用する治療はしておりません。なぜなら、私がかみ合わせの調節をしますと、ほとんどの方の音が小さくなるか消失するからです。2~3回で効果が出ますので、歯軋りでお悩みの方はぜひ調節なさるように思います。
【院長ブログ】親知らず
私の治療方針は、まず歯を残すことです。腫れが引かず、どうしても痛みが止まらない場合に、最終的に残念ながら抜歯にいたります。第3の歯であるインプラントを使用すれば歯の損失は回復されますので心配はありません。
原則的に歯を抜かない私に例外があります。下の親知らずに関しては、神経麻痺、動脈損傷の危険がありますので極力抜きませんが、上の親知らずに関しては、抜くか残す治療をするかを患者様に決めていただきます。
25年前、口腔外科の医局で先輩の先生達に上の親知らずの抜く必要があるのかお聞きしましたが、臨床データ-に基づく回答を得られませんでした。そこで、私自身の右を抜いて、左を残しました。その結果、左は虫歯のために将来抜くしかない状況です。
上の親知らずは、噛み合わせに関係していませんので安心して抜歯できます。インプラントをする必要もありません。
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